初体験

朝から座薬をお尻に放り込んだ。初体験?。
説明書には20〜30分後に排便せよと書いてあるのでトイレでうなる。
すると、さっき挿入した座薬が液体と共にポチャっと出てきやがった。
ええんかいな?

気を取り直して病院へ。
自転車でも十分にいける距離だが、お尻が気持ち悪いので
タクシーで向かう。まあ、ワンメーターだし。

まずは血液検査。
これは腸の検査とは関係ないが、今月末の内科と外科の検診に使うらしい。
内科用と外科用の2枚の用紙を渡されていたので、注射器を2回ブスリと
注すのかと思ったら、一本の注射器で、カプセルを入れ替えるだけだった。
ちょっと安心。しかし結局4本分の血を採られた。

続いて腸検査。正確には「注腸検査」と言う。
まずは検査着へ着替えるよう指示された。
お尻の部分に穴が開いた紙パンツと穿き替える。
紙が破れないかハラハラしたが、この紙は不織布。強い。
次に注射。本日2本目。普段、腸は小刻みに動いているらしく、
これを止まらせる役目らしい。しかしこれが痛かった。カツンとくる痛さ。

これで準備が整い検査台へ。
時々胃のバリウムでお世話になる台だ。
同僚によれば、お尻から腸にバリウムを注入するときは、
産婦人科で見かける(実際にはこの目で見たことはないが)両足を
広げて座って足首を固定されるやつ」に座らされてやると聞いていたが、
そうではなく、単に横向けに寝てブスリとチューブを挿入された。初体験?。
先生の声と共に、ガスやら液体やらが入ってくるのが解る。
と同時に腹がパンパンに張ってきた。かなり苦しい。
で、「あおむけに」とか「うつぶせに」とか、お決まりの指示。
胃の時は3分くらいだが、これが延々15分くらい続いた。
体を動かす度にお尻のチューブが外れて「ドバーーーッ」と出てしまわないか
冷や冷やしたが、結構しっかりと?お尻に差し込まれているみたいで抜けない。
うつぶせの時が腸が圧迫されて一番苦しい。

なんとか無事に終了し、すぐにトイレへ。
もちろんバリウムがガスと共に噴出。牛乳みたいだった。初体験?。

検査が終わった安堵感と、腸内のものを噴出したからか、空腹感が襲う。
帰宅途中に惣菜パン3個を買って、家に着くなりむしゃぶりついた。

以上。まる。